授業をどう行うか・・・。
私たち教師が日々研修し、実践し、また悩んでいることでもあります。
6月9日(金)、椿原正和先生(熊本県からお越しいただきました。全国トップクラスの力を持っている先生です)に来ていただき、3年松組と5年松組で国語の授業をしていただきました。
3年松組は「まいごのかぎ」。
長い物語文ですが、どんな話なのかを読み取る「スキル」を「全員に」教えていただいた1時間でした。
また、5年松組は「説明文 言葉の意味がわかること」。
これまた長い説明文なのですが、説明文の読み方、要旨のまとめる「スキル」を「全員が」理解した1時間でした。
私たち教師が子供たちに伝えることは、このような「スキル」を子供たち一人一人に身につけさせることにつきるのだと実感しました。
授業の後子供たちが、教室を出る椿原先生を追いかけて、
「さようなら! また教えてください!」
2年花組の「シャトルラン」の測定に、5年松組が協力してくれました。
先生が、ルール(8拍子の間に20m走り、次の8拍子でまたスタート)を説明した後、
5年生「先生、ぼくたち、一緒に走ってあげてもいいですか?(たぶん・・・まちがえます・・・)」
先生「う~ん・・・大丈夫でしょう・・・自分たちだけで・・・」
いよいよスタートです。
8秒後・・・
先生「!!ちがうよ、ちがうよっ! まだ走っちゃダメだよ~」
5年生の予想が当たりましたね(笑)
5年生は、低学年の時に自分たちがした間違えを覚えていたのです。
今回は、5年生に軍配が上がりました(笑) ありがとう!5年生!
おかげで、測定がスムーズに進みました。
3年花組は、理科の時間。太陽の勉強です。
まずは、理科の先生から、太陽を見るときの注意事項を聞きました。
聞いている子の姿勢がすばらしい~! 手の挙げ方もぴか一です。
さあ、いよいよ太陽を見てみましょう。遮光されているので、はっきりと見ることができますね。
太陽までの距離は大体1億5000万km。
新幹線に乗って、太陽まで旅行に行くとすると、地球に帰ってくるまで200年ほどかかる距離です。光の速さでも8分以上かかるのですから驚きです。
この太陽があるからこそ、私たちは地球で生きていけます。
そう考えると、宇宙にはワクワクがいっぱいですね。
6年生の租税教室。税についての勉強です。
税金にはいろいろあります。直接税、間接税。また、所得税、消費税。
大人になると、さまざまな税金を払います。
でも、子どもでも払っているものがあります。消費税は、買い物をすると絶対にかかってくるものですから。
車を持っていたら、重量税とか、ガソリン税とか、たくさん払うようになっています。
大人になるまでに、税金がどのように使われているのか、どんな税があるのか、勉強しておくことは大切ですね。
2年松組の体育。鉄棒です。
逆上がりや、地球回りを練習していました。
逆上がりができる子は、どんどん回っています。まだできない子は、練習機を使って練習です。蹴り上げる力も必要ですし、腕で体を引き付ける力も必要です。逆さになる感覚が怖い子は、少し時間がかかりますが、練習を続けるとできるようになります。
地球回りは、腕をクロスして、回っていきます。やってみると、くるーっと鉄棒の周りで回転するので面白いのです。
教頭先生は身軽いので、どんどんお手本を見せることができます。
鉄棒の上で逆さになり、ひざをかけ、ぶらんぶらんする遊びを子供のころしていたのを思い出しました。勢いをつけて起き上がることもできていましたが、今はとても無理ですね。50年前ならできたのになあ・・・。
5年生の授業です。
ノートがとってもきれいにとれていますね。
算数のノートを見てください。ゆったりと、とても丁寧に書いています。こういう子は伸びますね。まちがいなく。
他の多くの子も、丁寧なノートでした。
先生の発問にも、ぐいぐいくいついてきます(笑)
こういうクラス、好きです。
花組も、松組も、よく頑張っています。
(私が小学校のころは、松組・花組・月組の3つありました。それぞれの先生に、強烈な個性がありました。
私の6年松組の先生は、植物の事なら何でも知っている先生で、そこらへんに生えている雑草の名前も全部知っていました。すっごいなあ・・・と子どもの心ながらに思ったものでした)
委員会の時間。図書室をのぞいてみました。
PCを開いて数字を打ち込んでいます。隣には、みきゃん通帳と図書カードが置いてあります。
「何をしているの?」と聞くと、
「どれだけ本を読んだのか、PCに打ち込んでいるんです」
とのこと。
へえー、す・ご・い・で・す・ねー!
こうやってデータ化しておくと、たくさん読んでいる人ベスト3!なんていうことがすぐに分かるぞ。(たぶん)
廊下では、梅雨の季節に合わせた飾りつけをしていました。なんだか素敵な空間になりそうです。
昨日の昼休み、図書委員の女の子にお勧めの本を教えてもらいました。シリーズになっています。少しはまってしまって、今日も図書室に読みに行きました。
(ただ、字が小さくて・・・老眼鏡を買おうかな・・・)
梅組さんは、朝の会中です。
「今日の予定は・・・・・です」
「今日の給食です。献立は、ごはん、お汁・・・そして牛乳です」
(おいしそ~)
日直さんと係の人が、どんどん進行していきます。
1日の流れが一目で分かるように黒板も工夫されていました。
(・・・なるほど・・・校長室もそうしよ・・・昨日忘れていたし・・・)
1年生教室では、国語のお勉強です。
花組はひらがなの練習でした。とってもきれいに書いている子がいてびっくり! と思って隣の子を見て見ると、これもまたきれい!
(・・・なるほど・・・これから丁寧に書こっと・・・)
松組は学校で楽しいことの発表です。
「私は学校が好きです。理由は、友達と遊べるからです」
「私は学校が好きです。理由は、体育が楽しいからです」
(・・・なるほど・・・だから1年生はいつ見ても楽しそうなのか・・・)
「なるほど」をたくさん思った朝でした。
3年生の男の子の作品です。
初めて筆で書いたそうですが、どうです! 止めがすばらしいですね。
「すごいなあ!」
色をつくる練習もばっちり!
「すごいなあ!」
2階の廊下で、「蚕(かいこ)」を育てています。傍には、観察日記もありました。子供たちが記録しています。
少し前には、蚕たちは、桑の葉などをむしゃむしゃ食べていました。
昨年から育て始めていて、卵を産み、そして今年の蚕になっているそうです。
「蚕」は、私が子供のころは「お蚕さん」と呼んでいました。
祖父母の家で育てていたのです。8畳間の座敷の畳を外し板の間にした後、竹で組んだ棚をつくり、一抱えもある大きさの竹で編んだ丸い盆にたくさんの「お蚕さん」を乗せます。餌は「桑の葉」。毎日、畑にある桑の葉をとってきて餌をやっていました。
夜になると、その棚の下で私たちは寝ていました。
「シャカシャカシャカ・・・」という小さく静かな音が聞こえてきます。
お蚕さんが餌を食べる音です。
人間と「お蚕さん」が一緒に生活していた時代でした。